大まかな数字

今月のNature ChemistryにTake a numberという題名でBryn Mawr CollgeのMichelle Franclさんが寄稿をしている。化学において指標となる大まかな数字を知っておく重要性を説いている。GoogleやWolframが時代だからこそ、自分の中にしっかりとした指標を持って、情報を判断する必要がある。著者は授業でそのような指標を明確に教えることが必要だと言っている。大まかな数字を基に概算するのだから、この場合は有効数字一桁でいい。円周率も3でいい。実際にこのMITの定数表にはpi=3。

アメリカの学部だと一年生のGeneral Chemistryと一緒に教えるといいんではないだろうか。クイズ(小テスト)で「化学のフェルミ推定」を出していくと自然と覚えていける気がする。

ちなみに、Bryn Mawr Collegeはフィラデルフィアにありペンシルベニア大学の比較的近所。